心の不調はとかく体の不調よりも軽く扱われがちです。
足を捻挫した、あるいは胃が痛いとしたら、大抵の人は病院で診てもらおうとします。 けれど外側からは見ることのできない心の問題は、なかなか病院やカウンセラーの所に行くまでに至らないことがあります。 カウンセリングに通うことをオープンにする欧米の方に対し、それを隠す風潮もあるように思われます。
それでは、まだ精神的な問題を抱えることに対して、またカウンセリングに通う人に対しての残念なイメージがあるのでしょう。
欧米では、悩みがあるとまずカウンセラーに相談するという選択肢が挙げられます。
それは、友人や家族ではそれぞれの主観や立場からものを言うので、かえって問題を混乱させることになるからです。
また、カウンセラーには秘守義務がありますので、他人に口外されるという心配もありません。
エクリュは皆さんに気軽に訪れていただけるよう、目立つクリニックの看板などはお出ししておりません。 住宅地の中にあり、お友達の家を訪ねるようにおいでいただけます。
“同じ釜の飯”をいただくのはムリながら、心を込めて“お茶”をお出しし、一緒にいただきながら少しでもリラックスしていただけるよう努めています。
あなたの安全・安心な秘密の隠れ家にしていただけたら・・・。
カウンセリングは、主にクライアントを全面的に受け止め、否定せず深く話を傾聴することでクライアント自身の安心感、そして心の整理を促し自発的な成長を見守るもので、基本的にアドバイスや意見はしません。
セラピーはクライアントを受容し、肯定していく姿勢は一緒ですが、もう少し踏み込んだ問題解決の為の働きかけがなされます。
例えば、職場の人間関係の悩みで○○さんがとてもイヤで・・・という場合、あの人さえいなければとか、本当にあの人はイヤな奴なのだ、私はそのままでいいという思いだけを膨らませていく可能性もあるわけで、それでは結局のところ解決には至りません。
クライアントの思いを十分お伺いしたうえで、どうしてそうなのか? どうしたらそのイヤな思いが解消するのか。 に焦点をあて、問題にアプローチしていきます。
その場合、カウンセリングノートをつくっていただいたり、(出来事、どう思ったか、本当はどうしたかったか、他の見方、その為には、自分の傾向がつくられた過去をひもといていったり)という作業を伴います