月曜日の憂うつはブルーマンデーと言われ、多くの方が程度の差こそあれ経験されていますよね。
でも月～金曜は大変元気でバリバリ仕事に燃えているのに、週末になると決まって体調が悪いので予定がつくれない「ブルーサタデー」の方がいらっしゃいます。
土・日はほとんど家でグッタリと何もやる気が起きず一日中パジャマで過ごし、頭痛が決まって起こったり、体調が優れないというものです。
人は気が張っていたりするとその間は風邪も引かなかったり、ここまで頑張らなければというタイムラインがあるとそこに到達した時点で倒れ込んだり、ということがあります。
そういう方の多くは責任感が強く、普段人への気配りが欠かせなかったり重要なポストに就いていることが多く、仕事の間はずっと緊張を強いられるモードになれてしまっています。
週間は無理をして心も体も仕事等対外的なことに集中させているので頑張るモードなのですが、ひとたび週末になると頑張りすぎていた心と体は「もういいよね」と一気に休息モードになります。そのギャップがあまりにも大きいと、無理をさせすぎていた体は時に微熱が出たり、吐き気が続くという方も少なくありません。
それでも月曜になるとモードが切り替わり、戦闘モードになるので元気に出かけていく、というパターンの繰り返し。
そんな日常を繰り返していると、次第に自律神経はもとより、内臓も弱って、本当に起きたくても起きられない日が来てしまうこともあります。
彼女は大手企業の課長を務めていました。
皆に信頼され、プロジェクトも一任されていました。
最近ずっと週末になると熱が出て具合が悪くなる。
頭痛が止まず、何もする気になれない。
そんな状況が続いていました。
病院でも異常なし。
痛み止めだけをもらって帰ってくる。
けれど月曜になるとシャキッとして何事の無かったかのように働いていました。なので、あまり気にとめることなく、そんな生活にも慣れていってしまいました。
そんな生活が続いたある日、突然、朝ベッドから起きられなくなってしまいました。
体がいうことをきかない。寝たり起きたりの生活。
会社は辞めざるを得ませんでした。病院でも原因が分からず、苦しい日々が続きました。
解離性障害ではなかったか、ということが伝えられたのは大分後のことです。
内科、精神科、心療内科を経て２年経過していました。
