エクリュとはカウンセリングについて悩み・症例予約・料金よくあるご質問

悩み・症例

本当の自分が分からない(アダルトチルドレン※)【1】

「何だか時々、無性に死にたくなるんです」

特に何という出来事があって、というわけじゃないんです。
なんだか苦しくなって・・・
気がつくとリストカットしている。
ショッピングや異性等の依存症、過食などに悩む女性は多い。

こんなことはいけないと思いながら、激しい感情にのまれ同じパターンを繰り返していく。

表面上は上手くいっているように見えるでしょう?
仕事は成功しているし、これといったマイナスはない。
でもなんだかつらい。
生きづらさを抱える人に共通するのは過去の傷。

子供の頃、家庭が好きではなかった。
いつも両親・家族がケンカしていて心安まることがなかった。
親から心ない言葉を浴びせられ、ダメな人間だと思って生きてきた。
自分がしっかりしなければと思って生きてきて、誰にも心許せず、甘えられない・・・
こんなことをよく聞きます。

家庭の中の力関係に常に怯え、自由な感情表現ができないで育つとその時気がつかなくても、いつしか後々のトラブルの原因となっていきます。
そのときの心の傷が「今」を操っていく。人と上手く心を交合わせられない、自分を愛せない・・・等々、ストレス度の高い生活になってしまいます。

厳格な家庭で育った彼女は、世間的には何不自由のないお嬢さまと見られがちでした。家の中はワンマンな父が全ての命令をするという支配的なかたちでまわっていました。

仕事の付き合いと言って夜遅くまで帰ってこない父を、母は夜中に起きて夜食を作るなどして対応する妻でした。
それでも、帰るなり酒に酔って大声を出すので「飲み過ぎでは?」とひと言言うと、それだけで怒り狂い「文句があるか」と母が殴られるのを何度も目撃したそうです。

普段でも皆でテレビを見ていて何かの意見を言うと、それが父の気に入らないことだとひどく怒られ、そのまま黙ることを要求されました。

page1 | page2 | page3
Copyrights(C)2012 Ecru. All Rights Reserved.